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特別ShowNet座談会 IPv4枯渇問題とIPv6への移行への解とは!

当社も毎年出展している「INTEROP」という日本最大のネットワークの祭典があります。
そのイベントの期間中に会場内に構築される「ShowNet」というネットワーク機器の相互接続を実現する巨大なデモンストレーションネットワークが併設されます。

★INTEROP TOKYO 2011 ShowNet
http://www.interop.jp/2011/shownet/index.html

産学関係者や出展企業のエンジニアなどでチームメンバーは構成され、IPv4枯渇問題
も2000年からすでに検討されていたようで、ようやく世間ではその状況を認めだしたということで、このたび主要メンバー間でのミーティングが開催されました。

議題は、「IPv4枯渇問題、そしてIPv6への移行の解について」ということで、
活発な議論となったようです。(主催:株式会社ナノ・オプトメディア)

ここでは、当社メンバーも、座談会に参加させていただきましたので、
一部をご紹介いたします。

東京大学 関谷 勇司氏(以下 関谷氏)

昨年、IPv4の枯渇やIPv6への移行の必要性が騒がれ出しています。IPv4の枯渇に関しては様々な意見がありますが、数字的に見ても否定しがたい事実でしょう。もちろんIPv6は注目のキーワードになっており、非常に端的なのはInterop運営事務局にもIPv6の飛び込み営業があったということがそれを表していますね。そこで今回の座談会では、レイヤー1から7までの皆さんに揃っていただいて、ユーザからの反応という部分でお話をいただければと思います。

株式会社ウェブサービス&ディべロップメント 小川 恒生氏

弊社はWebサーバでページを生成しない方式のWebエンジンを製作しています。問い合わせを受けるなかで感じるのは、IPv4枯渇のニュースが報じられた後、レベルの低い質問が増えたという印象があります。地デジのようにいつまで使えるのかといった話から、本当にIPv4が枯渇すると困るのかといったものなどが良い例ですね。

シスコシステムズ合同会社 渡邊 圭太氏

弊NOCメンバーの渡邉です。一年前にIPv6の社内テストを行った際に様々な問題が発生して、最終的にあきらめたケースがあります。正直なところIPv6になったことでどんな影響が出るのかが解っていない状況です。

株式会社ライブドア 奥澤 智子氏

アプリケーション側から見ればIPv4にしろIPv6にしろ相手先が名前解決されていれば、アドレスは意識しないで済みます。なので上位のアプリケーションでは意識しなくて良いのではないかと考えています。

エクストリームネットワークス株式会社 栗山 丈司氏

L2L3スイッチメーカーである弊社の視点では、提供先がサービスプロバイダか一般企業ユーザかで大きく違いますね。サービスプロバイダではIPv4/IPv6の両方で動く製品じゃないと困ると言われます。これに対して一般企業ユーザの場合はIPv4で運用した上で社内はNATを使ってプライベートアドレス運用をされるケースが多いようです。もちろんアプリケーション側の問題もあるのかもしれませんが、IPv4+NATで大丈夫な状況下でIPv6移行が必要なのか判断できずに踏み切れていないケースがほとんどだと思います。

関谷氏

確かに企業ユーザの場合は、社内ネットワークがプライベートアドレスで運用されていても問題ない所が大多数でしょう。しかし一方で「外向けにサービスするサーバではIPv6がそろそろ必要だ」と言われた場合にはどうなってくるのでしょうか。

株式会社フルノシステムズ  田中 勉氏(以下田中)

弊社では企業ユーザが多いので、グローバル<>プライベートという形でトランスレータを噛ませる仕様のシステムを使われるケースがほとんどです。IPv6に移行してもこの状況は変わらないと思うのですが、一方でアプリケーションを使る側がトランスレータを噛んだネットワーク越しに組むという感覚がなくてトラブルが発生するケースが多かったですね。NATでは問題がなくてもプロキシを通すと問題が出るという例もありました。同様に、内部的にはIPv4で組んであるけれど、遠隔管理はIPv6のネットワーク上にトンネルを通して行おうとした場合にトラブルが出るのではないかと考えています。実は最近IPv6に対する問い合わせが減っているので、実際に運用がはじまる4月から6月にかけて大きな問題が出るのではないかと思います。

関谷氏

今問い合わせが減っている理由というのはなんでしょうか?

田中氏

想像ですが、問い合わせが多かったのは、国がIPv6の指針を出して「地方自治体は対応しなさい」と言った時期でした。しかし実際にそれから5年ほどの間なかなかIPv4が枯渇せず、最終的には「IPv4は枯渇しない」と言い切った人も現れてしまった。

続きはこちらから
★Shownet座談会
 IPv4枯渇問題とIPv6への移行への解とは!

http://www.interop.jp/2011/shownet/interview.html

INTEROP会場で配布されたShowNet Magazine 2011にも掲載されました。