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学校・教育 × 無線LAN

戸田市教育委員会 様

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“21世紀型スキル”を身につけるための環境整備 ~産官学民と連携しながら、人工知能(AI)を活用できる力を育成~

無線ネットワーク導入の背景

戸田市教育委員会では、「子供の成長と生涯にわたる学びのまち」を実現するため、21世紀を生き抜くとだっ子の「やり抜く力の育成」を目指しています。 ひとつは、人工知能(AI)を活用できる力の育成、そしてもうひとつは、人工知能(AI)では代替できない能力の育成です。これら能力を育てるために、産官学民との連携をしながら、新しい学びを創造したり、また、それら学びのコンテンツに合わせて、ICT環境の整備を急速に推進してきました。 従来は、ノート型パソコンを利用したデジタル教科書を利用するICT環境でしたが、ノート型パソコンからタブレットに置き換えることで、教師の立ち位置が、PC設置場所に制約されず、子供ひとり一人の見取りと机間指導をしながら、フレキシブルな授業が行える環境を目指しました。 平成25年に、アクセスポイント2台とタブレット42台のセットを10校に導入しました。その後、新しい学び方に応じて、無線LAN環境の改善も必要となり、モデル校(喜沢小学校、笹目中学校)2校の全教室にフルノシステムズのアクセスポイントの試験導入を開始しました。機器選定においては、独自の電波干渉対策もあり、また多台数接続に対応、さらに専用電源を必要としないPoE対応で、他社メーカーと比較しても、つながりやすく、安定していたのが選定のポイントとなりました。 先行導入した2校に続き、平成
28年の夏休みには残りの16校を無線LAN化することとし、アクセスポイントを小学校に370台、中学校に170台設置しました。活用方法としては、各学校に設置されたタブレットを授業前に配布し、ひとり一人の意見をみんなで共有したり、授業の内容をまとめて発表したり等、様々な活用方法で利用しています。将来を見据えて、児童・生徒の能力向上のチカラになれるよう、今後ともICT環境の整備に注力していく予定です。

無線LAN導入における3つの課題

  1. 電波干渉波対策のあるアクセスポイントであること
    授業の途中で通信が途切れてしまうと児童・生徒が授業に集中できなくなってしまいます。安定した通信を実現するため、教室内における干渉波対策が欠かせません。フルノの製品は、“干渉波フィルタリング”という独自の技術をもち、端末のつながりやすい環境を提供しています。
     
  2. タブレット画面の転送機能のある製品であること
    各教室にある50インチの大画面テレビに、タブレットの画面を転送できる機能のあるICT機器を望んでいました。アクセスポイントとディスプレイ接続機能が一体化した製品は、設置がコンパクトになり理想的です。先生は、タブレットを持ちながら教室全体を動き廻れることで、フレキシブルな授業を実現できます。
     
  3. 多拠点のアクセスポイントを一括管理できること
    小中学校併せて18校ある戸田市では、各拠点に設置したアクセスポイントを一括管理できるものが望ましいと考えていました。故障による接続不良がおきないよう遠隔から監視でき、すぐにメンテナンスできる体制を考えています。フルノの提供する無線ネットワーク管理システム「UNIFAS」は、既存サーバ上で構築でき、運用の面でも安心です。

システム概要

大画面TVと動画対応アクセスポイントで、21世紀を生き抜く、児童・生徒の「やり抜く力」を育成!

1. タブレットの画面を大画面テレビに投影! 
教師の立ち位置がPCの設置場所に制約されない環境をつくるため、タブレット端末の画面をそのまま無線経由で大画面テレビに転送できる機能をもったアクセスポイントを採用しました。教師は、教室内を自由に動き廻れることで、児童・生徒の解答をカメラに映して、全員で情報共有したり、教室の後方から児童・生徒の様子を見ながら、様々なコンテンツを提示でき、フレキシブルな
ICT授業を実現できます。


2. 算数科の授業で活用[一斉指導]
  デジタル教科書を活用して、一斉指導場面で提示。
  個々に作成した図形を写真に撮り、各自発表。

6つの面をテープでつないで箱を完成させ、タブレットのカメラ機能を使って、児童がつくった箱を撮影します。大画面テレビに箱を投影しながら、実際のデジタル教科書の箱の展開図も見せることで、“箱になる決まり”を全員で考えます。児童の作成した箱の姿を児童全員で共有することで、作品の違いがわかり、またそこに一定のルールがあることが見えてきます。教師用タブレット1台と大画面テレビを上手に活用することで、児童の思考力を高め、確かな学力へとつなげていくことができます。


3. 図工の授業で活用[協働学習]
タブレットのカメラで友達の作成を撮影。
グループミーティングを経て、 一番よかった作品をテレビに投影。

児童ひとり1台タブレットを持ち、カメラ機能を使って、友達の作品で“いいな”と思う作品を撮影します。グループをつくり、撮った写真を持ち寄りながら、グループで良いところを話しあい、意見を集約します。最後に一番良かった作品をグループごとテレビに投影して発表します。児童どうしの意見の違いを認識でき、また撮影のしかたにより作品のもつイメージも変わり、深い理解につながっていることがわかります。


4. プログラミングの授業で活用[個別学習]
  タブレットの専用ソフト“スクラッチ”を活用して、
  プログラミングの仕方や考え方を学ぶ。

プログラミング思考をプログラミング言語“スクラッチ”を用いて学びます。戸田市オリジナルの教材として、キャラクターを移動させながら、空間にある風船をつかまえるプログラムを作成しています。風船をつかまえるため、「縦」「横」「高さ」の空間座標を入力させることで、プログラミング入力の仕方から考え方まで学ぶことができます。ゲーム性のある教材を活用することで、児童は積極的に楽しみながら学ぶことができます。

システムインテグレータ様の声

モデル校に試験導入した結果、安定した通信環境を実現できていることを評価しており、その後のテレビ転送機能のあるアクセスポイントの導入につながりました。 また、フルノシステムズさんは、日本法人であり、自社開発機のため、サポート面でもしっかり対応してくれることで、安心して提案することができました。 今後は、新たなニーズもヒアリングしながら、文教マーケットの
ICT環境づくりに貢献していきたいと考えています。



◀︎(インタビュー)


富士電機ITソリューション株式会社
文教システム事業本部 文教営業統括部
文教第二営業部 第一営業課
課長 石田 明子 様

お客様の声

戸田市の目指す児童生徒像、「とだっ子」像とは、「希望を持ち、思いやり、未来を拓くため、最後までやり抜く児童生徒」と位置づけています。これら目指す児童生徒像を育成していくために、より良いICT環境の整備充実を目指しています。   平成28年度までに、全小中学校18校に無線LANの環境が整備され、誰もが安心して学べる学習環境が整いました。現在、各校にあるタブレット42台を、各クラスが持ち廻りで活用していますが、将来的にはひとり1台に向かっていくと考えています。また、授業においても、クラウドアプリを利用した教材やプログラミング授業がはいってきており、有効に活用できる環境整備を進めています。回線においては、端末の増加状況、活用状況を監視しながら、トラフィック改善が必要なところは、段階的に計画を立て、改善するように進めています。 また、学習系ネットワークではIP枯渇が問題になってきており、既存環境を残しつつ新たなネットワークアドレス体系に移行できるタグVLAN対応製品を選定しました。このほか、タグVLAN対応の製品は体育館や保健室を避難所とした場合、学習環境と切り離した安全なネットワーク環境を被災者の方に提供することもできます。今後は、学校、近隣周辺も視野にいれた防災ネットワークづくりも必要だと考えています。急激に変化する情報化社会への対応に向け、ICT環境の整備を充実させていく予定です。
(インタビュー)<br />
戸田市教育委員会事務局<br />
教育総務課 施設管理担当<br />
諏訪村 喜信 様 (インタビュー)
戸田市教育委員会事務局
教育総務課 施設管理担当
諏訪村 喜信 様

お客様情報

お客様名 戸田市教育委員会
教育長 戸ケ﨑 勤
所在地 〒335-0022 埼玉県戸田市上戸田1丁目18番1号
児童・生徒数 小学生7597人、中学生3339人
(平成27年5月現在)
URL http://www.toda-c.ed.jp/
facebook http://facebook.com/todaedu

[取材実施:2017年3月]
※本内容はすべて取材当時のものです。組織・部門・役職名、また仕様など、その後変更となっている場合があります。

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