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製造 × 無線LAN

赤城乳業株式会社 様

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Wi-Fiインフラを工場全体に整備し、最新の環境へ -電子帳票による作業管理&RFIDによる要員管理で、安心、安全な働く環境づくり-

無線ネットワーク導入の背景

「ガリガリ君」でおなじみの赤城乳業の本庄千本さくら「5S」工場において、Wi-Fiインフラの導入を実現しました。 Wi-Fiを工場全体に整備した動機として2点あります。 ひとつは、製造においては、最新の設備と製法になっていますが、仕事の仕方については、従来の日報、稼働管理や品質管理の帳票は、ペーパーに記入し、一旦集めたものを、ファイルに転記して集計する方法をとっています。このため、稼働状況や管理情報は、転記した後に集計するしくみになっているため、結果がわかるまで時間がかかっていました。そこで、電子帳票を活用した作業管理を実現することで、より最新の情報をリアルタイムにわかるようにしたいと考えました。 ふたつめは、製造現場の中で、「誰が、どこで、何を、何時間作業をしていたか」を正確に把握できるしくみにはなっていないことが課題でした。リアルタイムに要員の作業管理ができていないため、どこにいたかという配置表は、紙面で確認できますが、実際には、作業場所が時間とともに変化するため、正確ではありません。そこで、RFIDタグを活用した要員管理を実現することで、より正確な生産計画を実現できるように考えました。 これら2つに仕組みづくりのベースとなるインフラは、Wi-Fiが大前提となるため、無線LANメーカーであるフルノさんにサポートしていただくことになりました。

無線LAN導入における3つの課題

  1. 衛生面でクリアできるシステムであること
    食品工場のため、機器導入にあたって、衛生面でクリアする必要がありました。例えば、「機器がコンパクト」「機器が壊れにくい」「電源をとらなくてよい」「配線がでていない」「破損時に機器の検査がしやすい」等、工場導入にあたっての仕様をクリアするアクセスポイントを求めていました。
  2. 短期間で稼働できるシステムであること
    基本的に工場は、24時間稼働なので、止めることができません。このため、1年に1回の年次整備で、短期間で工事、整備できるソリューションでなければなりませんでした。テスト稼働も含めて、スピーディに立ち上げられるシステムが必須でした。
  3. 集中管理できることで、安心、安全なインフラを
    アクセスポイントは、工場、事務所、会議室など全体に設置されることから、一箇所で集中管理できるソリューションが求められました。どのアクセスポイントがどれくらいのトラフィックがあり、どれくらいの端末がつながっているのか遠隔監視できることで、より安心、安全にソリューションを活用することができます。

システム概要

電子帳票による作業管理&RFIDによる要員管理を支えるWi-Fiインフラ

1. 電子帳票により、その日の作業進捗をリアルタイムに集計 
エクセル形式のデータを電子帳票としてそのまま取り込み、タブレットなどで記入できて集計もできるソフトを利用します。作業者は、事前に設定したテンプレートを開いて、時間、温度、日付などタッチ式で簡単に日報を入力していくことができます。そこで登録されたデータは、リアルタイムに生産企画課で確認でき、今後の生産計画にすぐに生かすことができるようになります。
 
2. 作業者の要員管理を実地検証することで、より効率的な作業計画を
アクティブRFIDを作業者に携帯していただくことで、作業者の動きが無線を通じて、リアルタイムに集計されます。作業者の動線を把握することで、将来的に効率的な作業計画を実現できることに期待しています。また、「誰が」「どこに」「いつ」「入ってはいけない場所に入ったか?」ということがわかるようになり、フードディフェンスにも応用できるようにしたいと考えます。
 

3. 見学者に対する案内ガイドとして、タブレットを活用
工場見学コースの来場者に対して、案内ガイドをつけて、案内しています。見学コースにアクセスポイントが設置されたことで、案内ガイドはタブレットを活用して、当日の生産商品情報をリアルタイムに入手しながら案内したり、工場内の遠方の作業ラインを映像を通じて、紹介することが可能となります。また、デジタルサイネージなどのコンテンツも、無線経由で更新できるようにしたいと考えています。

4. 生産現場以外に、事務所や会議室でもWi-Fi化
本庄千本さくら「5S」工場では、無線LANアクセスポイントを工場、事務所、見学通路など合わせて、合計14台設置しました。 工場での作業管理以外に、事務所や会議室でもWi-Fi化することで、いつでも、どこでも最新の情報をやりとりできるようになり、コミュニケーションの向上につながっています。

お客様の声

本庄千本さくら「5S」工場では、インフラのベースとしてWi-Fi化を実現しましたが、まずは製造1ラインから新システムの検証をしていきます。将来的には全てのラインで稼働させて、成果をだしていく予定です。その後、この本庄千本さくら「5S」工場での成果を生かしながら、他の工場でも展開できるようにするのが第2ステップと考えています。 まずは、電子帳票による作業管理やRFIDによる作業者の要員管理の実現していくことで、より働く人のモラルを向上させ、安心、安全な商品作りをめざしていきます。

(インタビュー左から)
赤城乳業株式会社
情報システム部 
課長  高橋 一仁 様
情報システム部
根岸 瑞貴 様
情報システム部 
主任  石井 敏行 様

お客様情報

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お客様名 赤城乳業株式会社
設立 昭和36年12月20日
代表者 代表取締役会長 井上秀樹
代表取締役社長 井上創太
所在地 埼玉県深谷市上柴町東二丁目27番地1
事業内容 1.冷菓、氷の製造及び販売
2.一般食料品の製造及び販売
3.前各号に付随する一切の事業
URL http://www.akagi.com/

[取材実施:2016年8月]
※本内容はすべて取材当時のものです。組織・部門・役職名、また仕様など、その後変更となっている場合があります。

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