無線LAN中継器は設置場所が重要? 安定した接続環境を実現するには 3分でわかる!無線LANミニ知識

無線LANでインターネットを使用しているときに、接続が不安定になったり、通信速度の遅さにイライラしたりした経験がある方も多いのではないでしょうか。安定してスピーディな通信環境を確保するには、無線LAN中継器を使用するのも一つの手段です。

無線LANを使用していて「接続が途切れがち」「電波が弱い」などと感じたことはありませんか。そのようなときは、無線LAN『中継器』の使用がおすすめです。中継器を使用する際は適切な設置場所や設置台数を把握しておくことで、より効果的につながります。今回は中継器の役割とともに、オフィスや自宅で使用する際の設置場所について解説します。接続を安定させたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

無線LAN中継器の役割

無線LAN中継器(Wi-Fi中継器)は、ルーターから届く電波の範囲を拡大、より広範囲に電波を届ける役割を持ちます。壁や障害物によって端末に電波が届きにくいときにも中継器を使用することで電波が届きやすくなります。

中継器を使用するメリット

中継器を使用するメリットは、親機や配線を変えるよりもコストや手間を抑えて接続環境の改善が見込めることです。無線LAN中継器を使用せずに通信環境をよくしたい場合にはルーターや無線LANアクセスポイントを中継器として使うこともできます。

中継器の一つとして押さえておきたい『無線LANアクセスポイント』

無線LANアクセスポイントとは、端末間を無線で接続する電波を発信・受信する機器です。この機器を使用することで無線LANと有線LANを相互変換できます。無線LANアクセスポイントは複数端末との接続や接続機器への不正侵入を難しくするセキュリティ機能などを兼ね備えています。無線LAN中継器が電波の届く範囲を拡大する役割を持つ機器に対して、プラスアルファの機能が備わっているのが無線LANアクセスポイントの特徴です。フルノシステムズでは、教育機関、広域施設等に無線LANアクセスポイントサービスを提供しております。

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参照URL:
https://www.furunosystems.co.jp/column/2018/10/000574/
https://www.4900.co.jp/smarticle/6642/
https://www.biccamera.com/bc/i/topics/osusume_wifi_repeater/index.jsp#point01
https://www.tekwind.co.jp/column/entry_49.php?category=4&product_category=000500130000&maker=ASU

無線LAN中継器の理想の設置場所

無線LAN中継器の効果を発揮させるには、適した場所に設置することが重要です。親機と近すぎると、広範囲に電波を届けられず、反対に親機と遠すぎると電波を拾えなくなるため注意しましょう。
また、オフィスや広域施設、自宅など端末を使用する場所の規模に合わせて設置場所やルーターの種類を検討することも大切です。

オフィスや広域施設に設置する場合

オフィスや広域施設で無線LAN中継器を使用する場合は、親機となるルーターと使用する端末の中間となる場所に設置すると、施設全体に電波が届きやすくなります。
無線LAN中継器を使用しない方法として、接続台数の多い業務用の無線LANアクセスポイントを使用するのも一つの手段です。障害物の多い場所でも安定した接続を実現できるものや一度に300台以上の端末に安定的な電波を飛ばせるものもあるため、商業施設や学校でのICT授業などにも適しています。

参照URL:
https://www.furunosystems.co.jp/products/musenlan/ACERA_1210/
https://www.furunosystems.co.jp/products/musenlan/ACERA_1110/
http://qa.elecom.co.jp/faq_detail.html?id=7504
https://support.eonet.jp/setup/extender/location.html
https://www.tnshop.jp/ext/monitor_report/radio_repeater.html

自宅に設置する場合

自宅の無線LAN中継器においては、親機となるルーターと使用する端末が同じフロアにあるかそうでないかで、適した設置場所が異なります。たとえば、親機と使用端末が同じフロアにある場合、親機と端末の中間地点に無線LAN中継器を設置することでつながりやすくなります。
一方、親機と使用端末のフロアが異なる場合は、親機の真上もしくは真下にあたる場所に無線LAN中継器を設置すると、電波を拾いやすく、安定した接続環境を実現しやすくなります。ルーターを中継器として使用する場合、木造や鉄筋など部屋の構造によっても電波の届きやすさが異なることも注意点の一つです。

参照URL:
https://support.eonet.jp/setup/extender/location.html
https://www.tekwind.co.jp/column/entry_49.php?category=4&product_category=000500130000&maker=ASU

無線LAN中継器の設置は端末台数や建物の規模に合わせて行おう

無線LANの電波をより安定して遠くに飛ばす際には、無線LAN中継器の使用がおすすめです。無線LAN中継器には専用の中継器のほかルーターを使用する方法もあります。
また、大規模なオフィスや広域施設で安定した接続を確保したい場合は、一度に多台数の接続が可能な業務用の無線LANアクセスポイントを設置するという選択肢もあります。
「自宅で安定した通信環境を整えたい」「障害物の多いオフィスで高速の通信環境を実現したい」という方は、利用する端末の台数や建物の規模に合わせて無線LAN中継器を選択、効果を最大に発揮できる場所に設置することが大切です。