屋外で使えるアクセスポイントはどう選ぶ？押さえておきたい2つのポイント 3分でわかる！無線LANミニ知識

2022.05.30

広域施設やオフィスの外にある工場などでインターネット環境が必要なとき、どのような基準でアクセスポイントを選べばよいのか分からずお悩みの担当者さまもいるのではないでしょうか。今回は屋外で使用可能なアクセスポイントの選ぶ方について2つのポイントをご紹介します。

オフィスや工場、店舗の屋外スペースなど、屋外でインターネット接続が必要な場合、設置するアクセスポイントをどのように選べばよいのでしょうか。

屋外で使用する電波に関しては、政府が提示する周波数に関しても把握しておく必要があります。今回は、屋外で使用するアクセスポイントを選ぶポイントを事例とともに解説します。

屋外で使用するアクセスポイントを選ぶときは、設置のしやすさや耐久性以外にも考慮しなければならないことがあります。接続の安定性と屋外で使用できる周波数、2つのポイントについて見ていきましょう。

広域施設の屋外スペースでフリーWi-Fiを提供する、工場の外でハンディスキャナーをインターネットに接続するなど、屋外でWi-Fi接続を行う場合、電波障害に負けない通信の安定性を確保することが欠かせません。

特に、広域施設でフリーWi-Fiを提供する場合は一度に接続できる端末数が数百台、数千台規模になるため、接続可能台数が多いという点も、アクセスポイントを選ぶポイントです。接続可能台数にも注意しましょう。

通信の耐久性の高さや接続台数の多さを考えれば、法人向けアクセスポイントを選ぶのが望ましいでしょう。そのうえで、無線ネットワークの管理システムを導入すれば、屋外に設置する多台数のアクセスポイントを遠隔で管理することも可能です。

無線LANネットワークを屋外で使用する際、利用できる周波数が決められていることを理解しておかなければなりません。

総務省は、屋外での利用が認められている周波数は2.4GHz帯と5.6GHz帯（上空を除く）と示しています。2018年6月からは、人工衛星に影響や気象レーダーに影響を与えないことを条件に、5.2GHz帯も利用できるようになりました。

2.4GHz帯は障害物には強いですが、電波干渉を受けやすいです。また、5GHz帯は電波干渉を受けにくい一方で、障害物に弱く電波の減退が早い特徴があります。周波数の違いは、電波干渉の受けやすさや接続の安定性にも影響するため、この点も考慮が必要です。

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スタジオジーティ様は、名古屋、浜松地区で展開する総合結婚式場のザ・グランドティアラグループの関連企業です。

以前は法人向けのWi-Fi機材がなく、「作業の接続が途中で固まる」「屋外撮影の際に３m先にある無線LANルーターがあるにもかかわらずつながらない」などの課題に悩まされていたようです。そこで、フルノシステムズの『ACERA』を導入しました。

現在は、固定スタジオに2セット、屋外撮影用に1セットのアクセスポイントを設置し、屋内外で安定した通信品質を確保しています。撮影データをリアルタイムで確認・プリントできるため、ベストショットを追求できるだけでなく、顧客満足度の向上にもつながっているようです。

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屋外用のアクセスポイントを選ぶ際は、同時に多台数の端末を安定して接続できる通信品質の高さが求められます。併せて、屋外で利用できる周波数であることや電波干渉に強い耐久性を備えていること、さらにアクセスポイントの管理のしやすさも重要です。

フルノシステムズでは最大接続数が350台以上、干渉波フィルタリング機能搭載など、屋外の利用に適した法人向けのアクセスポイントをご用意しています。興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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