インターネットの接続方法や必要な準備、接続できない場合の対処法 3分でわかる!無線LANミニ知識

インターネットは日々の生活を営むために欠かせない存在となりました。自宅で仕事をするときも、自宅で趣味の時間を楽しむときも、インターネットへの接続が必要なケースは多いです。引っ越しなどをきっかけに、自身の生活スタイルに適したインターネット環境を整えることもあるでしょう。そういった場合にインターネットの基本的な接続方法を正しく理解しておくことが重要です。

今回は、パソコンでインターネットに接続する際に必要な準備や接続方法、設定の手順などを具体的に解説します。うまく接続できない場合の対処法にも触れますので、インターネットの接続にお困りの場合はぜひ参考にしてください。

no24.jpg

インターネットの接続に必要な準備

まずは、インターネットの接続に必要な準備を実際の手順に沿って解説します。インターネットに接続するためには、利用する目的や環境に適したインターネット回線を選んだ上でプロバイダと契約し、機器の設置と設定を行う必要があります。

インターネット回線を選ぶ

最初に、利用目的や環境に合わせてインターネット回線を選びましょう。住まいによってはすでに固定回線が敷設されているケースもあるため、自身の希望する回線に変更する場合は家主に相談する必要があります。

固定回線とは、自宅までインターネット回線を引き込む接続の仕組みで、光回線やケーブルテレビなどがあります。インターネット回線の主流は光回線(以降、固定回線は「光回線」と記載)で、自宅のみで使用する場合は、通信が安定しやすく通信速度の速い光回線を選ぶのが一般的です。

また、外出先でも頻繁にインターネットを使う場合は、モバイル回線やテザリングも検討しましょう。モバイル回線とは、携帯電話の基地局の電波を利用してインターネットに接続する方法のことです。お手持ちのスマホやタブレットに表示されている「4G LTE」や「5G」などの表記がモバイル回線です。

一方テザリングとは、モバイルデータ通信機能を持ったスマホなどを使用して、他の端末をインターネットに接続する方法を指します。現在使用しているスマホがテザリングに対応している場合は、設定画面からテザリングの項目をONにすることですぐに使用できます。

なお、以前主流となっていた電話回線を利用するADSL回線は、20243月末をもって終了する予定です。すでにサービスの新規受付を終了している会社も多いため、新たにインターネット回線を引き込む場合はADSL回線以外の方法を検討しましょう。

プロバイダと契約する

プロバイダとは、回線とインターネットをつなげる役割を担う事業者のことです。インターネットを利用するには回線と合わせてプロバイダとの契約が必要です。近年は通信事業者とプロバイダがセットになった契約が主流となっており、基本的に両者を別々で契約する必要はありません。

ネットワーク機器を設置する

最後に、プロバイダから提供されるネットワーク機器を設置しましょう。必要な機器は、利用するインターネット回線によって異なります。

固定回線の場合は、回線終端装置(ONU・モデム)やLANケーブル、無線LANルーターなどが必要です。回線終端装置(ONU・モデム)とは、コンセントから送られてきた信号をデジタル信号に変換しパソコンにインターネットをつなげる装置のことです。LANケーブルとは、インターネットに有線で接続する際に必要なケーブルを指します。

また、無線LANルーターとは、無線LANアクセスポイントの機能を内蔵した機器のことです。別売りのケースが多いものの、プロバイダによってはレンタルやプレゼントキャンペーンを実施している場合もあります。

一方モバイル回線の場合は、ルーター端末や、ACアダプタ(電源線)・USBケーブルなどが必要です。

パソコンでインターネットに接続する方法・必要な設定

インターネット接続に必要な回線や機器の準備ができたら、実際に接続してみましょう。こちらでは、パソコンのインターネットへの接続方法や設定方法に関して、有線LANと無線LANに分けて解説します。

パソコンで有線のインターネットに接続する方法

光回線で有線のインターネットに接続する場合は、パソコンと回線終端装置(ONU・モデム)をLANケーブルでつなげる作業が必要です。

また、回線終端装置(ONU・モデム)にルーター機能がない場合や複数の端末と同時接続する場合は、ルーターを使用します。具体的には、まずルーターのACアダプタをコンセントに差し込み、回線終端装置(ONU・モデム)とルーターをLANケーブルで接続しましょう。次にルーターとパソコンをLANケーブルでつなぐと、インターネットに接続できるようになります。

一方、モバイル回線の場合は、モバイルWi-Fiとパソコンを直接USBなどで接続します。モバイルWi-Fiとは、Wi-Fi接続機能を持つ携帯型の端末のことで、プロバイダから提供されます。

パソコンで無線のインターネットに接続する方法

無線のインターネットを接続する場合、回線終端装置(ONU・モデム)とルーターを接続するまでは有線の場合の手順と同様です。その後、パソコン側の設定を行います。

まずは、パソコンのネットワーク設定からWi-Fiの項目をオンにし、表示されるSSIDのリストから自宅のものを選択しましょう。SSIDとは、Wi-Fi(無線LAN)通信を識別するために付けられたネットワーク名で、多くの場合ルーターの背面や側面、底面に記載されています。

次に画面の表示に従ってWi-Fiパスワードを入力すると、パソコンがインターネットに接続されます。Wi-FiパスワードもSSIDと同じ箇所に記載されているのが一般的です。

インターネットに接続できない場合の対処法

インターネットを利用している際、突然接続できなくなったり、速度が著しく遅くなったりした経験のある方も多いでしょう。そこで続いては、インターネットに接続できない場合の対処法を解説します。

端末やネットワーク機器の接続状況をチェックする

インターネット環境の不調を感じたら、まずはルーターの電源が切れていないか、LANケーブルが抜けていないかなど端末やネットワーク機器の接続状況をチェックしましょう。端末やネットワーク機器を再起動することで問題が解消されることもあります。

また、ルーターの不具合や故障が原因の場合もあります。ルーターは基本的に電源をつけっぱなしにするため、熱がこもってしまい、正常に作動しないケースも見られます。

安定したインターネット環境が必要な場合は、フルノシステムズの無線LANアクセスポイントをご検討ください。高い対環境性能が必要な物流現場でも使われております。

また学校やオフィスでも利用しやすい多台数端末での同時接続に対応していることも強みです。パソコンやスマホ、IoT家電といった複数のネットワーク機器を同時に利用する環境に適しています。

放熱効果などの耐環境性能に強い業務用無線LANアクセスポイント「ACERA」シリーズ

提供元の回線障害やメンテナンス状況を確かめる

インターネットに接続できない場合は、提供元であるプロバイダ側で問題が発生している場合も考えられます。スマホなどでプロバイダのウェブサイトから障害やメンテナンスの状況を確認しましょう。

一時的な障害やメンテナンスの場合は、一定の時間が経てばインターネットが回復することがあります。原因がわからない場合は、プロバイダのカスタマーサポートに問い合わせる方法もあります。

インターネットの接続方法を理解して快適な作業環境を整えよう

今回は、インターネットの接続に必要な準備や具体的な接続方法、トラブルへの対処法などをお伝えしました。パソコンでインターネットを利用するには、回線事業者やプロバイダと契約し、必要な機器を適切に接続する必要があります。有線と無線では接続方法や設定が異なるため、今回紹介した手順に沿って確認し、快適な作業環境を構築しましょう。