WL5250
WL5250(ダブルエルゴーニーゴーマル)とは
IBM System i5(旧 AS/400)シリーズからの無線端末エミュレートを実現することにより、無線端末も含めた全ての業務システムをホスト環境で開発可能にします。
5250日本語エミュレーションに対応し、ホストとはTELNET接続します。
おすすめポイント
端末とHOSTのセッション維持
HOSTと端末のセッションはMORSサーバで管理します。 万が一端末がエリア外に出た場合、エリア外を通知するメッセージが表示され、継続使用が可能。
内蔵スキャナ・バイブレータ・ブザーなど。端末固有の機能をカンタン設定。
各種設定をMORSサーバ上の設定ツール(WL5250端末マネージャ)で実施。またキーワード(コマンド)で制御可能。
設定内容例
- ホストの文字セット(CCSID)の選択が可能。
CCSID930:日本語英数カナ、CCSID939:半角カナ・英子文字対応 - エミュレータ処理の簡素化
サインオフと同時にホストとの接続の切断も可能。
システム構成
動作条件
IBM System i5(AS/400)本体
- Telnet5250(TCP / IP接続)が稼働する環境が必要
- OS:OS / 400 Ver4.1以上を推奨
ネットワーク環境
- イーサネット環境で稼働
- SNA環境直下での接続不可
イーサネット環境接続用のプロトコル変換用ルータ、ブリッジ等が必要
MORSサーバのスペック
- ハードディスク空き容量1GB以上
- メモリ参考値:256MB(端末50台)、384MB(端末100台)
- 接続台数: MAX 200台端末/1MORSサーバ
エミュレータ方式/バッチ方式 ~無線のちがいについて~
長い間、ハンディターミナル(HT)はデータ入力機としてバッチ(一括処理)システムのフロントエンドで利用されてきました。近年無線LAN対応の HTの出現により、逐次処理可能な『リアルタイムシステム』にも対応できるようになりました。前者は『無線バッチ方式』、後者は『無線リアルタイム方式』と呼ばれています。フルノシステムズでは後者を特に、上位側で データ処理を行わせることから『エミュレータ方式』と呼んでいます。
定期的にしか上位システムにアクセスしない『無線バッチ方式』にくらべ、 『エミュレータ方式』は常に良好な通信状態を維持することが必要となります。 HTから上位サーバまでの通信経路の信頼性、特に無線区間の信頼性の確保、通信中でもHTがエリア間をスムーズに移動できるローミング性能の確保が、無線エミュレータ方式実現の鍵となります。
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