無線LANと有線LANの違いとは? オフィスや自宅での活用シーンと使い分け 3分でわかる!無線LANミニ知識

無線LANと有線LANでは、インターネット接続にLANケーブルを使用する以外にどのような違いがあるのでしょうか。
ここでは、無線LAN・有線LANそれぞれのメリットやインターネットを使用するシーンに合わせた使い分けについて紹介します。

オフィスや自宅で端末(※1)をインターネットに接続する際、「無線LANと有線LANのどちらを使えばよいのだろう」と迷ったことはありませんか。
無線LANと有線LANには、それぞれにメリットとデメリットがあり、接続の安定性や速度も異なります。実際に電波状況が悪かったり、Webページを開くのが遅かったりした経験したこともあるはずです。そこで、今回は無線LANと有線LANの違いや特徴、さらにオフィス・自宅での使い分けについて解説します。

1:インターネットに接続できるデバイスのこと。パソコンやスマートフォンなど。

無線LANと有線LANとの違いと特徴

無線LANと有線LANで大きく異なるのがインターネットと端末の接続方法です。

ルーターと端末を無線でつなぎ、インターネットに接続する無線LANに対して、有線LANは、LANケーブルと端末をつなぐことによりインターネットに接続します。

無線LANを使用するメリット

無線LANを使用するメリットは、空間をスッキリと保ちながらインターネットに接続できる点です。

電波が届く範囲であればどこでも端末を利用できるため、スマートフォンやタブレットなど、室内を自由に移動しながらインターネットを利用したいときに適しています。ただし、周波数帯によっては電波の届く距離が短い場合もあります。

有線LANを使用するメリット

有線LANは、無線LANと比べてインターネット接続が安定している点がメリットです。モデムまたはルーターと端末をLANケーブルで接続することで、無線LANにはないインターネットの接続環境になります。

一方、接続する端末が増えれば増えるほどケーブルを配置するスペースの確保が必要な点やケーブルの届く決まった範囲でしか端末でインターネットに接続できない点はデメリットといえます。


参照URL:

https://www.tekwind.co.jp/column/entry_21.php?category=6&product_category=000500130000&maker=ASU
https://www.furunosystems.co.jp/column/2018/10/000575/
https://www.furunosystems.co.jp/column/2018/12/000572/

無線と有線で異なる通信速度

無線LANと有線LANでは、インターネット接続方法のほかにも通信速度も異なります。

インターネット速度の安定では有線LAN

有線LANは、無線LANと比較してインターネットの通信速度が速く安定しているのが特徴です。容量の大きなデータもスムーズに送受信できるため、動画鑑賞やゲームを楽しむときに適しています。

最新規格の無線LANではインターネット速度の向上も可能

無線LANの通信速度は、有線LANに劣るのが一般的です。また、接続する端末台数が増えるほど通信速度が遅くなってしまいます。

しかし、最新規格の無線LANを使用することで速度を上げることも可能です。さらに、法人用の無線LANを使用することで通信速度の早い安定したネット環境を整えることもできます。

無線LANを選ぶ際は、通信規格や同時接続可能な端末の台数などをチェックします。

参照URL:
https://www.itscom.co.jp/forbiz/column/office-environment/2249/#LAN

無線・有線の切り替えや併用もできる

それぞれに優れた面を持つ無線LANと有線LAN。状況や環境に合わせて無線・有線を切り替えての使用や併用も可能です。

たとえば、デスクトップは有線LANを使用してインターネットに接続、ノートパソコンは無線LANを使用してインターネットに接続すれば併用できます。

また、普段はノートパソコンを有線LANに接続、移動時だけ無線LANに切り替えるといった使い方も可能です。ただし、ルーターにLANポートがない場合は無線LANのみの使用となるため、注意しましょう。


参照URL:
https://fuji-wifi.jp/column/?p=1536
https://www.itscom.co.jp/forbiz/column/office-environment/2249/#LAN
https://www.tekwind.co.jp/column/entry_7.php?category=99&product_category=000500130000&maker=ASU
https://askpc.panasonic.co.jp/beginner/guide/ten03/3014.html

シーン別!無線LAN・有線LANの活用例

自宅とオフィスでは、使用する端末数やセキュリティ面の重要度、端末を移動させられるか否かなど、端末を使用する状況や条件が異なります。オフィスと自宅のシーン別に、無線LANと有線LANをどのように活用できるかをチェックしましょう。

オフィス

オフィスで端末をインターネットに接続する場合は業務内容や仕事スタイルに合わせて無線LAN・有線LANを使い分けましょう。たとえば、グループワーキングやフリーアドレス制のオフィスでは、端末を移動させ、場所を選ばずにインターネットに接続できる無線LANの使用が適しています。オフィスで無線LANを使用する場合、同時接続台数やセキュリティ面を考慮し、法人用の無線LANを選択するのがおすすめです。

また、固定席でデスクトップパソコンを使用する業務やコールセンターなど、安定した接続が欠かせない業務には有線LANの使用が適しています。オフィスでの無線LAN使用においてセキュリティ面が気になる場合は「暗号化」に「認証」機能を組み合わせることでセキュリティの強化を実現できます。

フルノシステムズでは、法人用無線LANアクセスポイントサービスを提供しております。インターネットの接続域や同時接続台数などに課題を抱えている企業さまはぜひお問い合わせください。

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自宅

自宅でのネットサーフィンやスマートフォンでのメッセージのやり取りなどでインターネットに接続する場合には、移動しながらのインターネット接続に適した無線LANの使用がおすすめです。自宅で仕事を行う場合は、有線LANと無線LANの使い分けやセキュリティ品質の高い法人向け無線LANの使用が適しています。

参照URL:
https://www.furunosystems.co.jp/column/2019/01/000571/
https://www.koyou.co.jp/intro/make/detail/?id=28

無線LANと有線LANは環境や端末台数に合わせて使い分けよう

無線LANは電波が届く範囲であればどこにいても無線でインターネットに接続できるのが強み。有線LANは、無線LANと比べて接続が安定していることやセキュリティ面が強いのが特長です。無線LANと有線LANのどちらを使用すればよいか迷った場合は、常に決まった場所で端末を使用するのか、場所を制限せずにインターネットに接続したいのか、同時に何台の端末を接続するのかなど、オフィス・自宅の環境や端末台数に合わせて選択、もしくは使い分けましょう。端末の使用場所を選ばず、安定した高品質の接続を実現したい方は法人用の無線LANの導入を検討してみてはいかがでしょうか。