株式会社ナカガワ 様 最新のテクノロジーを導入したスマートオフィス空間~施設内の円滑なWi-Fi接続を実現するネットワーク基盤を整備~
- 近畿
- オフィス・スタジオ
- 無線LAN
無線ネットワーク導入の背景
株式会社ナカガワ様は、奈良県と大阪府を中心に住宅設備機器や配管資材、建設資材や空調機器などの卸売業を営む総合住宅設備機器商社です。1921(大正10)年に機械工具やポンプなどを扱う販売店として創業し、2021(令和4)年に創業100周年を迎えました。
創業100周年の節目を機に、本社に隣接するかたちで新事業拠点「ナカガワセンチュリ記念館」を開設しました。ナカガワセンチュリ記念館は企画本部スタッフやIT人材が集うオフィス機能のほか、100人以上が一堂に会することのできる大型の研修センター、快適な空間で多様な働き方とイノベーションの創出を実現するためのITセンター、天井の高い開放的な空間が特徴のガーデンカフェなど、社員間・取引先・近隣住民とのコミュニケーションを促進する空間を備えた複合施設となっています。
同施設では無線LANはもちろん、高いセキュリティ性能を実現するための顔認証デバイスや、ボタンに手をかざすだけで操作可能な非接触ボタン搭載エレベーター、オープンスペースでも秘匿性の高い打合せを可能とする「マスキング音」といったテクノロジーを導入しており、最新のスマートオフィスとして活用することができます。
施設内のネットワーク基盤として、各空間にフルノシステムズの業務用無線LANアクセスポイント「ACERA(アセラ)」を設置しており、円滑な無線接続ができる基盤を整えています。
無線LAN導入における3つの課題
- IT商材を提案するためのネットワーク環境構築
ナカガワでは次世代につなぐ新たな事業としてIT促進に注力しています。住宅設備にまつわるアプリケーションやITソフトの開発を進めています。スマートフォンやノートPCを用いたデモンストレーションによるIT商材の提案を想定し、社員はもちろん、記念館を訪れた人たちも利用できる無線LANを整備しました。 - スマートオフィス空間のインフラとしての無線LAN
ITの活用促進に加え、ナカガワセンチュリ記念館では施設を利用する人たちの「学びの場を作る」という役割を担っています。非接触ボタンや顔認証セキュリティ、マスキング音などの最新テクノロジーを取り入れたスマートオフィス空間において、施設利用者が所持している端末をWi-Fi接続するためのネットワーク基盤は必須でした。 - 多台数同時接続に耐え得る無線LAN環境
研修センターには最大で200人を収容するキャパシティーがあります。多くの人が一堂に会した際、各自が所有する端末が円滑に通信できるネットワーク環境を構築する必要がありました。
システム概要
自然とテクノロジーが調和した空間設計
◇「学びの場を作る」 開放的なスマートオフィス空間
ナカガワセンチュリ記念館では、風や水の流れ、豊かな緑を取り入れた空間を設計しており、モデルルームとしての役割りも担っています。デスクや収納棚には、地元奈良の吉野杉がふんだんに用いられており、木の温もりと香りを感じることができます。陽の光が注ぐ箱庭のような空間や水の流れを感じられる水景など、自然とワークプレイスが共存しており、働きやすい快適な空間を追求することで、新たな学びやイノベーションにつながるアイデアの創出を促す場となっています。
豊かな自然環境に加え、スマートフォンやタブレット端末などのIT利用や、テレワークが可能となる通信環境を整え、一定の場所に捉われない自由な働き方ができるようになっています。自然と最新のテクノロジーが調和した空間設計は、施設を訪れる人たちの「学び」を後押しします。このスマートな働き方を支える無線LANとして、フルノシステムズのACERAが各空間のネットワークを網羅的に支えています。
お客様の声
ナカガワは2021年に創業100周年を迎えました。100年にわたり続けてきた事業を、いかにしてこれからの時代に適応させ、次の世代につないでいくかという視点で事業に取り組んでいます。当社のベースとなっているさまざまな業務にITを導入し、新たなアプリケーション開発によりITを活用した提案に注力しようと考え、IT人材を採用して取組みをスタートしています。その拠点となるのがナカガワセンチュリ記念館です。
ナカガワセンチュリ記念館では、働きやすさやスムーズなコミュニケーションを意識した空間づくりと設備導入を行っています。Wi-Fiも整備し、アクセスポイントを全館に設置して、どこでも快適に利用できるようにしています。今後は、働き方改革はもちろん、業務やコミュニケーションでさらにWi-Fiを活かせる仕組みづくりを進めていきます。
今後、ITがますます使われていくことは間違いありません。同時に、環境問題が深刻化し、自然環境にフォーカスした取り組みの重要性も増していくはずです。事業を発展させるには、この「IT」と「環境」にうまく適応していかなければなりません。ナカガワセンチュリ記念館が、まさにこれからの当社の活動拠点になることを期待しています。
お客様情報
お客様情報
お客様名 |
[取材実施:2022年7月]
※本内容はすべて取材当時のものです。組織・部門・役職名、また仕様など、その後変更となっている場合があります。
事例ダウンロード