カラーユニバーサルデザイン(CUD)

取り組みの背景

色覚タイプの違いにより、同じ情報が異なって見えることがあります。

血液型同様、人の色覚には個人差があります。遺伝子のタイプの違いによって、「色の見え方」が一般の人と異なる人(色弱者*1)は、現在、国内およそ320万人、男性約20人に1人存在すると言われています。
多様な色覚を持つさまざまな人に配慮し、なるべく全ての人に差異なく情報が伝わるよう、利用者側の視点に立ってつくられたデザインを、カラーユニバーサルデザイン(CUD)といいます。

業務用無線端末メーカである当社は、従来より、より多くの人に使いやすい、わかりやすい「ユニバーサルデザイン(以下、UD)」視点による製品開発を行ってきました。
当社の開発姿勢が評価され、2009年、当社無線ハンディーターミナル 「finpad 700i」は、業界初の「カラーユニバーサルデザイン認証(CUD認証)*2」を取得しました。

その後もCUDへの取り組みを積極的に進め、現在では多くのフルノシステムズ製品が「CUD認証」を取得しています。

端末分野に於けるUDは、ハードウェア機能のみで実現できるものではありません。
私たちは、ソフトウェア機能や情報発信までも含めた「情報のユニバーサルデザイン化」を自らの企業課題と捉え、これからも製品開発に取り組んでいきます。

CUD認証取得事例~無線ハンディターミナル

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finpad 700i

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finpad smart

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finpad smart 2D

本体LED色

端末の状態を表すLED色を従来色(赤・橙・緑)から見直し。あらゆる色覚タイプにとって「見分けやすい」「間違いにくい」LED色(明るい赤・明るい青)表現に変更。新LED色は、その色味、明るさ等にもきめ細かく配慮がなされている。

キー部・操作部

操作キー、マークなど外観上の情報表示をCUD視点で最適化。
また、操作キーにはUDフォント*3を採用し、文字の視認性・判読性を向上させている。

アイコン

色覚タイプが異なっても、情報が正しく見分けられるよう、使用色や表現方法を改善。

CUDパレット

業務画面設計のためのカラーパレット。
文字情報の見分けやすさは「背景色×文字色」の組み合わせの適正によることか ら、CUDに最適化した色のセットを「CUDパレット*4」として提供。
アプリケーション開発者は、このパレットを使用するだけで、CUDを満たした画面設計が容易に実現できる。

CUDパレット使用による画面設計例

CUD認証取得事例~無線アクセスポイント

本体LED色

無線通信や機器の状態表示を行うLED。「見分けやすい色*5」への改善に加え点灯・点滅などを組み合わせ、シンプルでわかりやすい情報伝達が可能になりました。
業務用アクセスポイント(無線アンテナ)は安定した電波通信の面から、壁面/天井など、比較的高い位置への固定設置が多くなっています。このため、離れたところからも情報が「適切に確認できること」は大切です。このような面から、CUDは、常設型機器においても不可欠な要素となっています。

フルノシステムズのCUD認証取得製品(2015年1月現在)

無線ハンディターミナル

finpad smart
finpad smart 2D
finpad 700i(販売終了品)

無線アクセスポイント

ACERA 900
ACERA 800
ACERA 800ST

ACERA 801 (販売終了品)
ACERA 802 (販売終了品)

*1 色弱者
当社ではNPO法人カラーユニバーサルデザイン機構(CUDO)の提唱に従い、「色弱者」に呼称統一。

*2 カラーユニバーサルデザイン認証(CUD認証)
NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構(略称:CUDO、理事長 武者廣平)による第三者認証。個人の色覚差異を問わず、多くの人に見やすく、わかりやすく色彩配慮されていると認められた製品に対し、本認証は発行されている。

*3 UDフォント
ユニバーサルデザイン(UD)の視点で開発された「視認性」「判読性」に優れたフォントデザイン。

*4 CUDパレット
実際の液晶上にて色再現・検証実施の上、CUD認証を取得しています。

*5 本体LED色
ACERA 800シリーズはLEDに「青」「橙」「赤」、ACERA 900シリーズはLEDに「青」「橙」を採用しています。

 

【NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構(CUDO:クドー)について】

2001年、国立基礎生物研究所(当時)の伊藤啓、国立遺伝学研究所(当時)の岡部正隆により、色覚バリアフリー/カラーユニバーサルデザインについての啓蒙活動が始まる。色彩学者、デザイナー、色弱者団体などによる賛同・協力を得て、企業、自治体、団体に対する、科学的かつ実用的なCUD助言活動に取り組む中、公的組織への発展が必要とされ、2004年、NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構(CUDO:クドー)設立。
色覚・CUDについての研究・発表のほか、依頼を受けての調査コンサルティング・検証を行っている。

〈ホームページ〉
http://www.cudo.jp/