フルノシステムズの取り組み

フルノシステムズでは、フルノグループの一員として、コーポレートメッセージに基づき、社会の役に立つため以下の取り組みを行っています。

・ISO9001について
・ISO14001について
・RoHS対応について
・カラーユニバーサルデザイン(CUD)
・SDGsへの取り組み

ISO 9001について

お客さまに安心してお使いいただける製品を提供するために、当社では、設計から開発、調達、生産、サービスなどあらゆる段階において、品質の維持・管理に努めて参りました。

より一層、製品やサービスの品質を向上させるために、2022年8月に品質マネジメントに関する国際規格「ISO 9001」認証を取得しました。

ISO9001認証取得状況

認証機関(登録番号) 登録活動範囲 登録年月
JQA
(JQA-QMA16556)

iso9001.jpg

関西支社
無線LAN製品、ハンディターミナルなどの情報通信機器の設計・開発、製造(アウトソース)、販売、保守サービス及び技術サービス

東京本社
無線LAN製品、ハンディターミナルなどの情報通信機器の販売、保守サービス及び技術サービス

名古屋営業所/九州営業所
無線LAN製品、ハンディターミナルなどの情報通信機器の販売
ISO9001:2015
(2022年8月)

ISO14001について

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開発部ほか、当社技術部門のある関西支社では、2001年「ISO14001」認定を取得しています。*(注)
「環境に優しい製品づくり」「リサイクル・リユースの推進」「廃棄物の削減」「省資源」などを主軸に、環境マネジメントシステム(EMS)に積極的に取り組み、継続的な改善活動に努めています。

*(注)株式会社フルノシステムズ関西支社は、古野電気株式会社の一事業部門(適用範囲名:西宮事業所地区)として、2001年「ISO14001」認証を取得しています。

1.小型充電式電池のリサイクルを実施。

当社では古野電気グループの一員として一般社団法人JBRCに加盟しております。自社から排出する小型充電式電池のリサイクルを実施しています。

2.開発工程での部品廃棄を削減。

開発工程に3Dプリンタを導入することにより、サンプル制作過程での作り直しによる廃棄を削減しています。

3.製品の梱包箱に再生紙を使用。

製品の梱包箱に再生紙を使用し、リサイクルをはかっています。

RoHS対応について

当社は、EU(欧州連合)が規制するRoHS指令(特定有害物質使用制限指令)の適合に向けた製品開発に取り組んでいます。
当社が設計、開発した製品は、部品材料・生産ライン・副資材において、RoHS指令の規制対象10物質が許容値管理基準に適合したものであることを確認、供給者よりその証明書を入手し、これをもってRoHS対応としております。
従って、供給者側の証明に基づいた当社証明であり、RoHS指令を受けて整備される、各EU加盟国が制定施行する法令への適合を保証するものではありません。

フルノシステムズ「RoHS対応」製品(2022年9月現在)

finpad 700f、finpad 703f、
finpad 800f、finpad 803f
finpad 700i、finpad 730i、 finpad 750i、 finpad 730iL、 finpad 750iL
finpad 800i
finpad 700n
finpad smart、finpad smart 2D
ACERA 701、ACERA 702、ACERA 703
ACERA 801、ACERA 802、ACERA 800、ACERA 800ST、
ACERA 850M、 ACERA 850F
ACERA 900、ACERA 950、
ACERA 1150wACERA 1150i
ACERA 1010ACERA 1020ACERA 1110ACERA 1210
ACERA 1310ACERA 1320

カラーユニバーサルデザイン(CUD)

取り組みの背景

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血液型同様、人の色覚には個人差があります。遺伝子のタイプの違いによって、「色の見え方」が一般の人と異なる人(色弱者*1)は、現在、国内およそ320万人、男性約20人に1人存在すると言われています。
多様な色覚を持つさまざまな人に配慮し、なるべく全ての人に差異なく情報が伝わるよう、利用者側の視点に立ってつくられたデザインを、カラーユニバーサルデザイン(CUD)といいます。

業務用無線端末メーカである当社は、従来より、より多くの人に使いやすい、わかりやすい「ユニバーサルデザイン(以下、UD)」視点による製品開発を行ってきました。
当社の開発姿勢が評価され、2009年、当社無線ハンディーターミナル 「finpad 700i」は、業界初の「カラーユニバーサルデザイン認証(CUD認証)*2」を取得しました。

その後もCUDへの取り組みを積極的に進め、現在では多くのフルノシステムズ製品が「CUD認証」を取得しています。

端末分野に於けるUDは、ハードウェア機能のみで実現できるものではありません。
私たちは、ソフトウェア機能や情報発信までも含めた「情報のユニバーサルデザイン化」を自らの企業課題と捉え、これからも製品開発に取り組んでいきます。

CUD認証取得事例~無線アクセスポイント

本体LED色

無線通信や機器の状態表示を行うLED。「見分けやすい色*5」への改善に加え点灯・点滅などを組み合わせ、シンプルでわかりやすい情報伝達が可能になりました。
業務用アクセスポイント(無線アンテナ)は安定した電波通信の面から、壁面/天井など、比較的高い位置への固定設置が多くなっています。このため、離れたところからも情報が「適切に確認できること」は大切です。このような面から、CUDは、常設型機器においても不可欠な要素となっています。

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フルノシステムズのCUD認証取得製品(2022年9月現在)

無線アクセスポイント

  • ACERA 900(販売終了品)
  • ACERA 850M(販売終了品)
  • ACERA 800ST(販売終了品)
  • ACERA 810 (販売終了品)
  • ACERA 802 (販売終了品)
  • ACERA 801(販売終了品)
  • ACERA 800(販売終了品)

無線ハンディターミナル

  • finpad smart(販売終了品)
  • finpad smart 2D(販売終了品)
  • finpad 700i(販売終了品)

*1 色弱者
当社ではNPO法人カラーユニバーサルデザイン機構(CUDO)の提唱に従い、「色弱者」に呼称統一。
*2 カラーユニバーサルデザイン認証(CUD認証)
NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構(略称:CUDO、理事長 武者廣平)による第三者認証。個人の色覚差異を問わず、多くの人に見やすく、わかりやすく色彩配慮されていると認められた製品に対し、本認証は発行されている。
*3 UDフォント
ユニバーサルデザイン(UD)の視点で開発された「視認性」「判読性」に優れたフォントデザイン。
*4 CUDパレット
実際の液晶上にて色再現・検証実施の上、CUD認証を取得しています。
*5 本体LED色
ACERA 800シリーズはLEDに「青」「橙」「赤」、ACERA 900/1000シリーズはLEDに「青」「橙」を採用しています。

【NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構(CUDO:クドー)について】

2001年、国立基礎生物研究所(当時)の伊藤啓、国立遺伝学研究所(当時)の岡部正隆により、色覚バリアフリー/カラーユニバーサルデザインについての啓蒙活動が始まる。色彩学者、デザイナー、色弱者団体などによる賛同・協力を得て、企業、自治体、団体に対する、科学的かつ実用的なCUD助言活動に取り組む中、公的組織への発展が必要とされ、2004年、NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構(CUDO:クドー)設立。
色覚・CUDについての研究・発表のほか、依頼を受けての調査コンサルティング・検証を行っている。

〈ホームページ〉
http://www.cudo.jp/

SDGsへの取り組み

SDGsに対する当社グループの考え方

私たちフルノグループは、企業が社会の中で果たすべき役割を「新しい価値を生み出すことにより、社会の役に立つこと」と考えており、この思いを経営理念として掲げています。これを普遍的な価値観とし、2030年までに目指す事業ビジョンを「安全安心・快適、人と環境に優しい社会・航海の実現」としました。 この事業ビジョンは、「当社のすべての事業は、海でも陸でも、安全安心かつ快適であることを前提に、人と環境に優しい社会や航海の実現を目指す」という、"わたしたちが最も優先する価値"を表現しています。

一方で、国連で採択された SDGs(持続可能な開発目標)の考え方が国際社会の共通認識として醸成されつつあるなかで、企業が事業活動を通じてその実現に貢献することが求められています。SDGsが目指す世界は、創立以来「事業活動を通じた社会課題の解決」を使命としてきた当社の価値観に通じるものがあり、また事業によってフルノが実現したいと考える社会の姿と合致していることから、当社グループは、創立当初からの価値観を大切に受け継ぎながら、企業運営ならびに事業活動の基本方針の中に SDGs の考えを取り入れていきます。

「SDGs(持続可能な開発目標)」とは(国際連合広報センターWebサイト)

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フルノシステムズが目指す姿とSDGsのつながり

【目指す姿】

「快適無線」で、つながる、ひろがる社会を実現

  • 標準化されたネットワークインフラの中での無線ノウハウの提供

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「会社存立の原点は社会の役に立つことである」を経営理念に、フルノはこれまでも持続可能な社会を築くための事業を展開してきました。そして、これからもSDGsの考えを認識し、自社のコア技術を活かして社会課題の解決に取り組み、新たな価値を創造していきます。

【該当するSDGsの目標】

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