学校法人西野学園 様 “安定した無線LAN”で充実した実習環境を整備 ~最新のWi-Fi環境で専門的な医療・福祉の実践力を身につける~
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無線ネットワーク導入の背景
学校法人西野学園は、1965年に札幌市西区西野に開園した「西野桜幼稚園」をスタートに、医療・福祉分野の教育に取り組み、現在4学校、12学科まで拡大し、創立51年目を迎えました。 医療・福祉の学科は、知識や技術において、より専門性の高い充実したカリキュラムを揃えなければなりません。そのため、教育の質の向上を目指し、授業のICT化とe-learning、アクティブラーニングの拡充を計画しました。タブレットやスマホ等でのICT授業を実現するためには、安定したWi-Fi環境が必要です。そこで、2014年からアクセスポイントの検討を開始し、4社のシステムを比較検討し、最終的にフルノシステムズの無線LANを採用することにしました。 まず札幌医学技術福祉歯科専門学校のA棟にフリースポットとして4台試験導入し、そのあと札幌リハビリテーション専門学校に7台設置しました。その後、本格導入として札幌医学技術福祉歯科専門学校のB棟に26台、C棟に19台設置し、最後に函館臨床福祉専門学校に1台の合計57台のアクセスポイントを設置しました。 現在、学校に通う900人を超える学生に、安定した無線ネットワークでe-learningやアクティブラーニングの実践をしています。今後は、新学科開設に伴う増築リニューアルやICT授業のプログラム拡大などで、さらなる無線LANの拡張を実施し、安定した無線インフラを提供するとともに、学生の専門知識や実践力が向上することを期待しています。
無線LAN導入における3つの課題
- 1.アクセスポイントの多台数接続に期待
実習のカリキュラムにおいて、実技動画を見せたり、WEBで情報収集させたりと、1台のアクセスポイントに多台数の端末がつながる可能性があります。このため、最低50台~100台の端末が安定してつながることが条件でした。 - 2.多拠点のアクセスポイントを集中管理
西野学園は、札幌市内3校と函館1校の4校で、多拠点展開しているため、将来的にアクセスポイントも一括管理でき、遠隔から運用、サポートが容易にできるソリューションを検討していました。 - 3.スモールスタートでき、 拡張が容易なソリューション
初期導入時では、テスト運用し、授業で検証しながら段階的に拡張していくことを考えていました。このためスモールスタートでき、さらに増設においてコスト的に負担のかからないソリューションを探していました。フルノのコントローラーレスの仕組みは、まさに適したものと考えています。
システム概要
安定したWi-Fi環境で、e-learningを積極的に推進。学生の知識、技術の学習向上に期待!
1. 実技動画を見ながら学習。e-learningを実践することで、教育の質の向上をはかる
実習に入る前に、事前に動画で実技映像を見ていただき、理解したうえで、授業進行をはかっています。今から学習することの全体が把握でき、学生にとってわかりやすい授業が実現できます。
Wi-Fiインフラが整備されたことで、手持ちのタブレットやスマホから容易にアクセスでき、学生自ら積極的に学習できる環境が整いました。
2. 教室のアクセスポイントがフリースポットになることで、学生の積極的な学習意欲、モチベーションが高まる
学生は、自らのスマホやタブレットを持参しているので、教科によっては、すぐにインターネットにアクセスし、資料を調べたり、必要な素材をダウンロードしたりと、柔軟に活用することができます。各教室にフリースポットを提供したことで、グループ討議をしたりなど、より活発な授業を展開することが可能となりました。
3. 講師のタブレットを利用して、動画を撮影し、一斉授業などで再生するなどの利活用が進む
ネットにアクセスできる環境がない時は、事前にコンテンツを準備し、オフラインで動画視聴を提供していました。しかし、Wi-Fiが整備されたことで、ネット上の参考となる動画をリアルタイムに、いつでも、どこでも視聴させることが可能となり、学生個々の学習の理解向上に役立っています。
システムインテグレータ様の声
(インタビュー)
大丸株式会社
システム販売推進部
文教システム担当
デモ機による検証やプレゼン等により当社提案のソリューションを導入していただくことに決まりました。フルノシステムズさんの無線LANは、スモールスタートでき、拡張も容易で、コストパフォーマンスに優れているため、今回の西野学園様のニーズに適したものとなりました。複数校あるため、段階的に導入し、最終的にはUNIFASによる統括管理を実現します。この事例を機に、札幌エリアにおいても、積極的にWi-Fiネットワークの提案を推進してまいります。
お客様の声
(インタビュー)
学校法人 西野学園
学園本部 情報通信 統括部長
松田 弘智 様
医療・福祉の専門学校のため、カリキュラム等の工夫・改善で『わかる授業』の追究と実践に努めています。このため、ここ数年e-learningやアクティブラーニングを活用したいというニーズがあり、より安定したWi-Fiインフラの導入を検討していました。 当初無線LANベンダー4社を選定し、その中からフルノシステムズさんの無線LANソリューションを選択しました。多台数接続や干渉波に強いこと、段階的に拡張でき、コントローラレスのため、コストパフォーマンスが高い点を評価しました。 現在、学園では1日約300名近い学生が無線アクセスしており、積極的に活用しております。講師においては、実技動画などを準備し、実習前に見せることで、より深い理解につなげています。今後は、まだ未整備の学校にも拡張し、教育の質の向上につなげていきたいと思っています。
お客様情報
お客様情報
- お客様名
- 学校法人 西野学園
- 創立
- 昭和40年2月
- 理事長
- 前鼻 英蔵
- 所在地
- 〒060-0004 札幌市中央区北4条西19丁目1-3
- 学校
- 札幌医学技術福祉歯科専門学校
札幌心療福祉専門学校
札幌リハビリテーション専門学校
函館臨床福祉専門学校 - URL
- http://www.nishino-g.ac.jp/
[取材実施:2017年2月]
※本内容はすべて取材当時のものです。組織・部門・役職名、また仕様など、その後変更となっている場合があります。
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