きらめきデンタルランド 様 デンタルクリニックの業務におけるWi-Fi活用事例~電子カルテやレセプトコンピュータの稼働を支える無線LAN~
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無線ネットワーク導入の背景
きらめきデンタルランドは、愛知県東海市にある歯科医院です。小児歯科・矯正歯科を専門とする「きらめきデンタルクリニック」を中心に、カフェレストランやイベントスペース、ライブラリーコーナーなど多様な空間を備えており、医療の枠を超えたさまざまなサービスを提供することで、子どもたちの歯と健康を育むことを目的とした総合施設となっています。
電子カルテの導入により高水準の通信環境が必要となったことを受け、 現在の住所に施設を移転拡大したタイミングで無線LANを本格的に整備しました。診療スペースにおける電子カルテの入力やレントゲン画像の共有、オフィスでのレセプト(診療報酬明細書)作成業務などにおいて、スタッフはマイクロソフト社のSurface端末を使用しており、それらの円滑な稼働を無線LANが支えています。
トータル20台以上の端末の同時安定接続を実現する無線LANを構築するため、施設内にフルノシステムズのWi-Fi 6 対応アクセスポイント「ACERA(アセラ)1310」を合計4台設置し、円滑に通信できる環境を整えています。
ネットワークの管理には、クラウド型無線ネットワーク管理システム「UNIFAS(ユニファス)クラウド」を導入し、遠隔からシステム担当者が管理運用できる仕組みを構築しています。
無線LAN導入における3つの課題
- 業務を止めない高速・低遅延のネットワーク
電子カルテの普及により、無線LANの重要度が高まりました。患者さんの情報を把握するために不可欠な電子カルテの入力・管理業務を止めることのない無線LANの構築が求められました。 - 多台数端末の同時安定通信
施設内ではスタッフ一人ひとりがSurface端末を一台ずつ所持しており、20台以上が常時稼働している状況です。レントゲン画像の転送などにも無線LANは使用されており、多台数の端末が稼働している状況下でも、安定した通信を実現するネットワークの構築が必須の条件でした。 - 小規模ネットワークに対応する管理システム
きらめきデンタルランドのスタッフはネットワークの管理運用には関与しないため、外部のシステム管理者が遠隔からアクセスポイントの稼働状況を把握できる仕組みが必要でした。また、アクセスポイントの設置台数が合計4台であることから、小規模なネットワークの管理に適したシステムが求められました。
システム概要
院内業務を止めない高水準の無線LANソリューションを採用
◇ クラウド型のシステムでアクセスポイントを管理運用
施設内のネットワークは、システムインテグレータのコニカミノルタビジネスサポート愛知株式会社が管理しています。管理運用にはクラウド型の無線ネットワーク管理システム「UNIFASクラウド」を採用することで、WEBブラウザ経由で遠隔からアクセスポイントの稼働状況を把握することができます。
◇ Wi-Fi 6 対応機種を院内に4台設置
高速通信規格であるWi-Fi6に準拠するアクセスポイント「ACERA1310」を施設内に合計4台設置し、診療スペースやオフィス、受付スペースなどで快適に通信できる無線LAN環境を構築しています。20名以上のスタッフが業務で使用するSurfaceの多台数安定通信を実現し、電子カルテの入力やレントゲン画像の転送、予約システムの入力確認などの場面でWi-Fiが役立っています。
システムインテグレータ様のご紹介
きらめきデンタルランド様のネットワーク管理運用を担当しています。 UNIFASクラウドを導入したメリットは、大きく分けて2つあると実感しています。
①ネットワーク導入時の現地作業の大幅削減
UNIFASクラウドでは事前にアクセスポイントの設定をしておくことで、現地での設置作業を大幅に削減することができました。また、納品時の無線状況が設定値通りになっているかをすぐ確認でき、安心して作業を進められます。
②導入後のサポート体制
今のところ大きなトラブルはなく安定的に運用いただいていますが、UNIFASクラウドがあることで、トラブル時にも訪問前に運用状況を確認することができます。これまでは訪問しないと分からなかった状況を事前に把握し、ある程度の原因を予測しながら対処することができます。十分に人的リソースがない状況でも、UNIFASクラウドを利用すれば効率的にサポート体制を整えることができます。
コニカミノルタビジネスサポート愛知株式会社 https://www.konicaminolta-bsai.jp/
お客様の声
きらめきデンタルランドでは、電子カルテの入力やレセプト作成などのクリニックでの業務において無線LANを活用しています。スタッフみんなが各自一台ずつSurfaceを所持して業務にあたっており、常に20台以上の端末が稼働している状況です。
ペーパーレス化促進による電子カルテの普及と導入により、患者さんの健康を把握するためにはSurfaceが欠かせないツールとなったことから、Wi-Fiの安定性が業務をおこなう上で大事な要素となっています。
わたしたちスタッフがネットワークの管理運用に携わることはありませんが、通信の遅延などを感じることなく、業務に取り組むことができています。
お客様情報
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[取材実施:2023年1月]
※本内容はすべて取材当時のものです。組織・部門・役職名、また仕様など、その後変更となっている場合があります。
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