瀬戸内市教育委員会 様 New動画伝送APを用いた 『一斉放送システム』 で全校集会の“密”を回避~一人一台学習用端末使用と動画ライブ配信の両方を運用できるネットワーク基盤を導入~

無線ネットワーク導入の背景

瀬戸内市は、岡山県東部に位置する瀬戸内海に面した人口およそ3万7000人の自治体です。

瀬戸内市教育委員会では、児童生徒向けの一人一台学習用端末と高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備する国の政策「GIGAスクール構想」に基づき、市内全ての小中学校に一人一台の学習用端末使用環境を整備し、2021年度より本格的に運用を始めました。GIGAスクール構想の整備に合わせて主に校務用として使用していた既存のネットワークを刷新し、各学校の普通教室と特別教室に無線LANアクセスポイント「ACERA(アセラ)1150w」を1台ずつ配備して学習のためのWi-Fi環境を構築しました。

ACERA 1150wは、学習用端末の画面を大型提示装置にミラーリングできる機能を備えており、動画や静止画をクラス全体で簡単に共有できるほか、端末に搭載されたカメラの映像を校内放送で全校にライブ配信できる『一斉放送システム』に対応しています。瀬戸内市立行幸小学校では全校朝礼や始業式などを実施する際、新型コロナウイルスの感染を防ぐための手段として一斉放送システムを活用し、集会で懸念される“密”な環境を回避する体制を整えています。

無線LAN導入における3つの課題

  1. 有線LANと比べて遜色のない無線LAN
    一人一台学習用端末使用のためのネットワーク基盤として、授業を止めない接続性能が必須の条件でした。容量の大きい動画教材の使用など通信負荷がかかることもあるため、有線LANと同等の通信品質を持つ無線LANの導入が求められました。
  2. コロナ禍における学校行事・集会での“密”の回避
    コロナ禍で学校の生活様式の変化が問われる中、全校集会などで大勢の子どもたちが一か所に集まることを避けるための解決策が求められました。学習で使用する端末に搭載されたカメラを用いて手軽に校内放送ができる『一斉放送システム』 を、集会の“密”を回避するための手段として活用しています。
  3. 学習支援ソフトとアクセスポイントの親和性
    瀬戸内市では以前より学習支援ソフト「スカイメニュークラス」を授業で使用していました。このスカイメニュークラスの画面転送にACERA1150wが対応していることで、これまでの使用方法を変更せずに有効活用することができました。

システム概要

“一人一台学習用端末使用”と“校内ライブ配信”の両方を実現する「ACERA 1150w」

◇ 市内小中学校9校のネットワークを集中管理

瀬戸内市教育委員会では、市内小学校6校と中学校3校の各普通教室および特別教室にACERA 1150w を配備しました。ネットワーク構成として、合計約270台のアクセスポイントと約70台のスイッチングハブを無線ネットワーク管理システム「UNIFAS(ユニファス)」で集中管理しています。児童生徒たちは学習用端末としてWindowsの端末を使用しています。

◇ 校内無線LAN&校内放送システムの2つの役割

一人一台学習用端末の接続を支える校内ネットワークとしての役割に加え、行幸小学校では『一斉放送システム』を利用できる環境を構築しています。校内の各教室に設置したACERA1150wを介して映像のライブ配信が可能となります。全校集会における“密”を回避するための手段として活用しています。



瀬戸内市立行幸小学校では、2021年度1学期よりICTの本格的な運用を開始しました。校舎の大規模改修を機に学校ICTの環境整備を進め、プロジェクターや大型モニター、そして児童の一人一台学習用端末使用を実現するための通信基盤を各教室に整備しました。コロナ禍の影響で全校集会の実施が難しい状況が続く中、始業式や朝礼などで 『一斉放送システム』 を活用しています。職員室や放送室のある校舎は現在も改修工事が続いているため、放送室からの全校放送ができない状況となるところでしたが、動画伝送機能を備えたACERAを利用することで各教室に動画をライブ配信できるため、集会で起こり得る“密”を避けることが可能となりました。

『一斉放送システム』を導入する前は、他社の動画配信アプリケーションを何度か利用していました。しかし、パスワードやIDの設定、音声の乱れや映像の遅延などの課題が発生していました。『一斉放送システム』の導入によって課題に対応し、以前よりも容易に校内放送を実施できるようになりました。

コロナ禍の影響で、学習発表会や運動会など、地域の方々や保護者に向けた情報発信の機会を設けることが難しい状況が続いています。『一斉放送システム』などのICTを活用して、今後は子どもたちの学習の様子を発信していきたいと考えています。

システムインテグレータ様のご紹介

株式会社ラインズオカヤマ
http://www.lines.co.jp/

お客様の声

一人一台学習用端末使用の体制を整える上で、各教室の40人近くの児童生徒たちが一斉に端末を使用しても負荷がかからず、円滑に授業を進められる“有線LANに負けない無線通信基盤”の導入を希望していました。また、校内放送ができるシステムがあれば学校では使いやすいだろうとの考えもあったことから、ACERAが候補に上がりました。

一斉放送は朝礼などの全校集会の他にも、例えば先生方が一つの教室に集まる校内研究授業で、対象となる教室の授業の様子を別教室から動画配信を通して参観するといった使われ方をされています。このような取組みが市内の先生方に周知されることで、システムの更なる活躍が進むのではないかと思います。

教育ICTが及ぼす学校生活や子どもたちへの効果については、デジタル化された世の中を生きる子どもたちが学校教育において学習用端末を使うことで、ICTのスキルトレーニングはもちろん、モラルの教育にもつながると思っています。プレゼンテーションや情報発信といった、社会に出て必要となる力が身につくのではないかと期待をしています。

授業におけるICTの活用については、これからも検証をスモールステップで進めていき、子どもたちに与えるプラスとマイナスの影響を探っていきたいと考えています。その上で、そもそもオンラインの動画が止まったり授業中にインターネットにアクセスできないようなことが起こると、検証自体が前に進まなくなります。ですので、フルノシステムズさんのアクセスポイントには、授業を陰ながらバックアップしてくれてる縁の下の力持ちとして、これからも支え続けてほしいと思っています。

お客様情報

お客様情報

お客様名
瀬戸内市教育委員会
教 育 長
東南 信行
所 在 地
岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓4911
生 徒 数
小学校/1,823名
中学校/838名(2021年9月1日現在)
ホームページ
https://www.city.setouchi.lg.jp/soshiki/17.html

[取材実施:2021年9月]
※本内容はすべて取材当時のものです。組織・部門・役職名、また仕様など、その後変更となっている場合があります。

事例ダウンロード

導入事例に関するお問い合わせ

お問い合わせフォーム
https://secure-link.jp/wf/?c=wf33833274

製品